バックナング、2025年11月13日 – d&b audiotechnikは、日本で開催される次回のInter Beeショーで、固定設備向けに特別に設計されたCCLiコンパクトカーディオイドラインアレイを発表します。2025年1月に発売されたCCLシステムの成功を基盤とするCCLiは、CCLと同じ技術的利点および音響特性と、固定設備向けの際立つ特徴を備えています。
CCLiシステムは、非常に高い性能、コンパクトな寸法(209 x 593 x 355 mm)、スマートなデザインを兼ね備えており、革新的でパワフルかつ繊細な据付式ソリューションを求めているシステムインテグレーター、コンサルタント、会場オーナーに最適です。ブロードバンド指向性コントロール機能(下限は60 Hz)と低音域カーディオイド動作を備えており、音響エネルギーをターゲットのオーディエンスエリアに集中させることができます。これにより、側壁や後壁からの不要な低音域反射が軽減され、音響的問題のある空間で残響が最小限に抑えられます。
CCLiは、高音域ヘッドルームを拡張し、歪みを最小限に抑えることで、知覚明瞭度を向上させます。また、アンプがシングルチャンネルで動作するため、効率性と拡張性という点でも優れています。さらに、見えにくいリギングエレメントと統合された新しいフロントグリル、CCLハンドルをフラッシュサイドグリルに置き換えたサイドパネル、シールドケーブルグランドを備えたPhoenix Euroblockコネクターパネル(オプション)により、控えめなデザインという固定設備市場のニーズに応えます。
CCLiは、指向性コントロールの正確さと範囲、出力密度、エレガントなデザイン、コストパフォーマンスが重視される、多目的会場、劇場、宗教施設などの固定設備向けの多用途ソリューションです。
d&b audiotechnikのラウドスピーカー担当プロダクトマネージャーであるSantiago Alcalá氏は次のように述べています。「新しいCCLiシステムは、固定設備専用の設計と高度なd&bテクノロジーを組み合わせて、幅広い固定設備プロジェクトに対応する優れた音響性能を実現することで、一言一音がより高い精度と出力で確実に届けられるようにします。CCLiのもう1つの大きなメリットは価格が手頃であることです。このメリットは、新しいBi12グランドサブウーファーや最近発表された25Dアンプと組み合わせるといっそう顕著になります。これにより、CCLiは小規模な会場や空間にとってより利用しやすいものとなります。」
CCLiシステムは、80~120度の水平指向特性モデル(CCLi8およびCCLi12)で提供されます。他のd&bラウドスピーカーシステムと同様に、 システムパッケージには、専用フライングサブウーファー(CCLi-SUB)や据付式のCCL-SUBなどの幅広い対応サブウーファーも含まれています。新しいBi12多目的パッシブカーディオイドグランドサブウーファーは、固定設備用に特別に導入されたものです。CCLシステムでは、仮設用グランドサブウーファーバージョン(B12)もご利用いただけます。
d&b audiotechnikのラウドスピーカー担当プロダクトマネジメント責任者のMarcus Bäumler氏は次のように付け加えます。「当社が新しく導入したB12とBi12は、CLシリーズに音響的に対応する2台のサブウーファーとなるだけではありません。これらの多目的カーディオイドサブウーファーは、ラウドスピーカーポートフォリオ全体も強化します。CCLiとB12/Bi12サブウーファーはどちらも2026年第一四半期に販売が開始される予定です。」
11月19日から21日の間、Inter Beeのd&bスタンド(第3ホールの3219ブース)にて、新しいCCLiを初めてお披露目いたします。東京近郊の幕張イベントホールでは、ショーの期間全体を通して専用CCLデモセッションも開催される予定です。