28.04.26

d&b SL-Series、Karan AujlaのP-Pop Culture Tourがニューデリーを沸かせ、インドのライブパフォーマンスに新記録を打ち立てる。

パンジャービー語圏の音楽シーンで屈指の人気を誇るアーティスト、Karan Aujla。UK Asianチャートやグローバル YouTube ミュージックチャートでヒットを放ち、より広い音楽業界との重要な接点にもなっています。大きな注目を集めるAujlaの「P-Pop Culture Tour」がインドに上陸した——それは、この地域でこれまでに行われたどの公演にも劣らぬ、極めて話題性の高い出来事となりました。

「これだけの規模の観客となると、体験がどの場所にも等しく届き、公演ごとに一貫していることが重要になります」とツアーのFOHエンジニアを務めるO'Neceanは語ります。「私はサウンドをクリーンに、コントロールされた状態に保ちたい。とくに低域は、エリアごとにばらつきが出ないよう気を配ります。今回のアプローチは、システム設計を全面的に信頼し、その上でミックスを組み立てるというものでした」

SL-Seriesによる制御

このソリューションは、今回のインド公演について地元のレンタル会社Hertz & Pixelsが選定し、d&bの現地パートナーAnsataが供給したもので、同国でこれまでに導入されたd&bシステムとしては最大規模となりました。実績あるフルバンドの指向性制御とカーディオイド特性を備えたd&b SL-Seriesを主体とする構成が、O'Neceanの求めた「クリーンでコントロールされた」サウンドを保つために必要な、狙いを定めた一貫性のある出力を実現しました。

メインシステムはGSL 32台で構成され、これをフライングのSL-SUB 20台と、床置きのSL-GSUB 52台が支えます。さらにSL-Seriesを追加し、KSLは合計96台がアウトフィルとディレイを担当しました。加えて、フロントフィルとしてAL90オーグメンテッドアレイ16台、270度のスタックフィルとしてV-Series 12台が組み込まれています。サブとフィルを除くシステム全体は、d&b ArrayProcessingによって最適化されました。

The Sound Goal

Hertz & PixelsとAnsataのシステム設計を支援したd&b audiotechnik EMEAのEducation and Application Support、Neil Leanはこう語ります。「スタジアム向けのシステム設計で問うべきは、『どれだけ大きな音を出せるか』だけではありません。『どれだけ均一なカバレッジを実現できるか』、そして『達成しうる最高の明瞭度はどこか』です。しかも、7万5千人を超える興奮した観客の音を上回るレベルで、それを成し遂げなければならない。そこが難しいところです」

「d&b ArrayProcessingを使えば、メイン、アウトフィル、ディレイ、フィルの間で一貫したオーバーラップを容易に実現できます。この精度は、計画段階から実際の設営に至るまで、設計を練り上げていくうえで計り知れないほど役立ちました」

「d&bのようなシステムがあれば、コンソールに触れる前の段階で、すでに確かな土台ができあがっています」とO'Neceanは評価します。「明瞭さとヘッドルームに余裕があるので、PAと格闘するのではなく、PAと一緒に仕事ができる。問題解決に追われるのではなく、ミックスの音楽性に集中できるということです。とくに印象的だったのは、すべてが予測どおりに動いてくれたことでした。何か操作をすれば、思ったとおりの結果が返ってくる。この種の一貫性は、大きな自信につながります。とりわけ、テンポが速くプレッシャーの大きい現場では、なおさらです」

最高水準のサポート

「サポートは最高水準でした」とO'Neceanは言います。「Ansataとd&bは、何が求められているかを的確に理解していました。優れた機材があればいいという話ではなく、それをどう実行に移すかが問われる、ということです。すべてが万全に整っていて、コミュニケーションも終始スムーズでした。あれだけ有能な人たちがそばにいると分かっているだけで、自分の仕事に集中しやすくなります。この規模のプロダクションでは、こうしたサポートの有無が本当に大きな差を生みます」

Karan Aujlaの「P-Pop Culture Tour」は2026年3月から4月にかけてインド国内11都市を巡り、大きな成功を収めました。

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