キングス・プレイスはSound Unwrappedのためにd&b Soundscapeを活用。
ロンドンのキングス・クロスにある活気に満ちた文化総合施設、キングス・プレイスは、2023年度のSound Unwrappedパフォーマンス連続公演のためにd&bおよびd&b Soundscapeと正式に提携しています。
ここでは、数多くの革新的で先駆的なアーティストや作曲家がd&b Soundscapeを駆使してライブパフォーマンスにおける空間的様相やサウンドと空間の新しい創造的可能性を探求しています。
d&b Soundscapeは、アーティストのための高性能で新しいクリエイティブツールとして、そしてまたプレゼンテーションの手法として刺激に満ちた可能性を提供し、聴衆に他に類を見ないリスニング体験をもたらします。基本的なレベルでは、Soundscapeによって、サウンドを空間内で正確に“配置”することが可能になります。聴衆全員がそれぞれの音源を正確に特定でき、聴覚と視覚が正確に対応するようなリアリズムを実現することができます。サウンドは、ステージ上で目にしている歌手や楽器が位置するちょうどその場所から発せられていると認識されます。
しかし、それをさらに越える創造的な可能性があります。アーティストやデザイナーがこれを手にすると、サウンドを配置するだけでなく、リスニング体験を構築・強化するエフェクトとしてサウンドを動かしたり操作したりすることができます。たとえば声や楽器を空間全体でパンしたり、頭の周りを旋回させたり、またはサウンドで空間を埋めたりすることが可能になります。これに加えて、Soundscapeには部屋の音響特性を変える力があり、音楽芸術のプレゼンテーションやライブパフォーマンスでの観客の体験の創造にさらに大きなポテンシャルを発揮します。
マローネ氏は「d&b Soundscapeは観衆を一人残らずカバーし、純粋なサウンドデザインからハイブリッドなパフォーマンスにいたるまで、アーティストの世界と彼らの工芸的なビジョンに観衆をいざないます」と付け加えます。
d&bでアーティストリレーションを担当するウェイン・パウエルが言うように、d&bとキングス・プレイスの関係は数年前にさかのぼります。「キングス・プレイスは、幅広い音楽ジャンル、企業クライアント、アート、AVのために会場やスペースを提供するにあたって、当社を信頼してくれました。観客の体験にもプログラムにも気を配っている彼らにとって、これは自然な流れのように感じます。私たちは、Sound UnwrappedシリーズでSoundscapeを使用して達成したことを非常に肯定的に評価しています」
この連続公演の準備においてパウエルはキングス・プレイスのチームをサポートし、アーティスト、作曲家、レコードレーベル、経営陣との話し合いを開始し、イマーシブなオーディオの可能性を探求するワークショップやスタジオセッションを企画しました。「彼らの創造的なアイデアを認識し、Soundscapeを利用してそれをはっきりと表現することがとても重要でした。軌道を設定するのは常に創造性です。私たちのテクノロジーはそれを実現するために存在します」とパウエルは語ります。
Sound Unwrappedの2023年度プログラムでは、Soundscapeとの提携のもとで、様々なタイプの音楽が斬新かつ実験的な方法で披露されます。ラインナップにはLoss><Gainの「Moonbathing」インスタレーション、Liam Byrneの17世紀のヴィオラ・ダ・ガンバをフィーチャーした「Soundscape Solos」などの作品が含まれます。そしてDJ兼ターンテーブリストのNikNak、ヴォーカルアンサンブルのHOWL、Holy Other + Malibu、Amori Hinako + DJ Torusといったアーティストに加えて、Robert Henke、Shiva Feshareki、Rakhi Singh、Tom Middletonなどの作曲家が並びます。</p>