- d&b audiotechnikは、可搬および固定設備用に設計された2つのモデルを新たに追加し、アンプポートフォリオを拡充します。
- D25と25Dはd&bの最新DSPプラットフォームを土台として活用し、Milanネットワーキングを組み込んでいます。
- この2つのモデルはどちらも、小規模および中規模の用途に最適なパフォーマンスをもたらします。
d&b audiotechnikは25DとD25の投入により、アンプポートフォリオを拡充します。d&bの最先端のアンプDSPプラットフォームを土台として、25DとD25にMilanネットワーキングを組み込みます。両モデルは、d&bのソフトウェア一式と完全な互換性を確保し、シームレスなパフォーマンスとワークフロー効率の向上を実現します。汎用性を重視した設計のD25は、可搬用途向けに最適化されています。これに対し、25Dは固定設備専用です。
d&b audiotechnikのエレクトロニクスおよびソフトウェア担当プロダクトマネジメント責任者であるヴォルフガング・シュルツは、次のように述べています。「当社は25DとD25の投入により、小規模から中規模用途の会場およびイベントにコスト効率の高い最適なソリューションを提供します。また、D90、D40、40Dなどのさらに強力なアンプモデルと同じ機能セットを備えることで、25DとD25は個々のニーズに応じた最大限の柔軟性を生み出します。ユーザーはArrayProcessingやMilanなどの実績ある機能を利用することで、高パフォーマンスと容易な統合を確保できます」
可搬および固定設備向けに最適化
効率的なアンプを探しているレンタル会社、会場運営者、システムインテグレーターは、D25と、固定設備向けの25Dを使用することで、出力と適応性の完全なバランスを取ることができます。D25と25Dは共に、中規模のサウンドリインフォースメント要件に対応する最適な出力電圧を提供します。d&bのラウドスピーカーシステム(新しいCCLシステム、A-Series、Y-Series、E-Series、xC-Series、またはXs-Series)と組み合わせることで、この2つのアンプは完全に統合されたd&bシステムを実現します。
高度なDSPとMilanの統合
d&bの最新のDSPプラットフォームの一部として、25DとD25はMilanを組み込み、正確な同期、円滑な設定、強化された相互運用性を実現します。d&b audiotechnikのエレクトロニクス担当プロダクトマネージャーであるMarco Fußhöllerは、次のように述べています。「Milanの組み込みは当社にとって常に最優先事項でした。最新のアンプにこの規格を導入することで、ユーザーエクスペリエンスの向上だけでなく、業界全体での採用を加速させていきます」
25DとD25はどちらも、ArrayCalc、ArrayProcessing、NoizCalc、R1リモートコントロールを含む完全なd&bソフトウェアソリューション一式をサポートしています。 また、d&b HeadroomCalcの統合により、システムパフォーマンス全体のさらに正確な予測が可能になり、ユーザーはプロジェクトのあらゆる段階で十分な情報に基づく意思決定を容易に行うことができます。
ユーザーインターフェイスと接続性
25DとD25は4.3インチのカラータッチスクリーンを搭載しており、直感的なデバイス設定とリアルタイムのステータスモニタリングが可能です。コンパクトな2RUに収納され、最大16個の入力チャンネルをサポートします。その内訳は、8個のMilan入力チャンネル、4個のアナログ入力チャンネル、および4個のAES3チャンネル(対応するリンク出力搭載)です。固定設備用の25Dモデルには、GPIO(汎用入出力)および故障接点に対応する専用のEuroblockコネクターも装備されており、追加のコントロール機能用に8つのGPIピンと4つのGPOピンが提供されます。強化された省エネルギー機能、高電力効率、自動ウェイクアップ機能により、持続可能な運用をさらに後押しします。
25DアンプとD25アンプは8月末に販売開始予定です。InfoComm 2025(6973番ブースまたはChapin Theater 3階のデモルームW320)では、d&bのアンプ製品群に加わったこの最新のアンプをいち早くお試しいただけます。