Lee大学、精神的な支えを可聴可能にする

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テネシー州クリーブランドにあるLee大学は、豊富なカリキュラムと、様々な施設によって全ての生活に必要な経験を学び、精神と肉体的な発育を促す教育を行っています。創立の基盤は神を主とした土壌で創造力に富んだ教育と堅く根付いており、学校の学生に対する重要な責任の一つとして精神的な支えを可聴可能にすることがあります。1977年にできたConnセンターは地元のCharles W. Conn氏によって初期の大学に火曜日と木曜日の礼拝、そして毎月第三日曜日にはクリスチャンのバンドが生演奏を行う場所として寄贈されました。しかしながらConn センターは1800席の傾斜した座席と広いバルコニー席を持っているため年間を通じて殆ど毎日のように様々な用途で使用されるようになったとセンターの管理者'Josh' 「Joshua」York氏は当時を振り返って説明します。 「Leeは1997年に大学として認可されましたが、それ以前は自由な芸術のための専門学校でした。その時代からもシンフォニーコンサートやストリングスアンサンブル、室内楽に加えて、6つの聖楽隊がありそれらの全てがここで演じられました。さらに地元の高校の式典やコンサートでの使用も許可していました。」そのように多忙な中で何か難しいことはあったのでしょうか?その問いにYork氏が答えます。「部屋の音響が固いレンガ製の壁が平行にあったため、天井はそうでもなかったのですが壁面から多量なフラッターエコーが発生していました。反響板を設置していましたが、それでも全体では余り良くはありませんでした。ここにくるバンドは皆明瞭度が悪いため我々が用意した常設のシステムは使用せずに自分たちで持ち込んでいました。」 それに対する解決策はあったのでしょうか?「私が新しいPAシステムの導入を考えている時に手伝ってくれた我々の学生生活部長であるDr Maldon氏に会った時にKen George氏を紹介してくれたことです。」Pro Audio GroupのKen George氏はチャッタヌーガ近郊にある同社でコンサート、ツアーリング、設備施工を行っています。「Ken氏はドイツ製のスピーカー製造メーカーであるd&b audiotechnikの小型ラインアレイシステムを勧めてくれました。彼は以前同システムを納入したノックスビルのFaith Promise Churchに私とDr Maldon氏を案内してくれ、その音をきかせてもらいましたが、我々すぐにこれだ!と思いました。」 そしてKen George氏のPro Audio Groupによってd&b Q-Seiresが導入されました。「シンプルな小型ラインアレイのステレオ構成にしました。」とGeorge氏。「この部屋は壁面からの反射が多いので過剰な反射を抑制する必要がありました。その点でQ1は、75°の水平指向特性が本当に正確に制御されているため、このようなやや幅の狭い長方形をしたコンサートホールには理想的でした。さらに各アレイの最下部にQ10を取り付けてあります。本来このようなダウンフィルでの使用は推奨されていませんが、敢えてそれを行った理由は、この水平指向角110°のボックスをタイトにカーブしたアレイ最下部に取り付けることによって最前列から数列まで完全にカバーすることができたからです。」 Pro Audio Groupに機材を供給したのは、テネシー州のナッシュビル近郊にあるd&b audiotechnikのパートナーSpectrum Sound社です。「Spectrum社の代表Ken Porter氏とは旧知の仲でした。」とGeorge氏。「彼と私は若い頃一緒にプロオーディオの業界で仕事をしていました。その彼がd&bの製品レンジを最初に紹介してくれた時に感じたことは、どの製品の音質も非常に似ていて、どれも音楽的な性能を持ち合わせていながら最も重要な機能である指向制御と明瞭度も非常に優れているということでした。導入に当たってはd&b ArrayCalcを用いて検討しました。」と説明を続けます。「このソフトウェアによってアレイのカーブをデザインし、結果も完璧と言っても良いくらい正確にシミュレーション通りになりました。無視しても良いくらいの非常に細かいレベルになりますが、ホール全体の一箇所だけ間仕切りで仕切られた座席の前方7席がスポット的にカバーできませんでしたが、これらはそこだけにフィルスピーカーを追加することで簡単にカバーできました。」そしてYork氏は「このようなシステムがここにあるということは、学生達にとっても非常に良いことです。」と言います。彼はこの会場の運営を手伝う30人の学生ボランティアをテクニカルチームとして一緒に働いています。「d&bシステムは、使用が非常に簡単なので、誰でも良い音を出すことができます。」

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