ヒーリング・プレイス教会がd&b Soundscape 360°とVi-Seriesでつながりをグレードアップ。
ルイジアナ州のバトン・ルージュにあるヒーリング・プレイス教会は先駆け的存在でありながら、現在では最大の規模を誇り、すべてのロケーションで同じ心とビジョンを共有し、傷ついた世界を癒す場所となります。メインアリーナには、フロアの座席配置に応じて、最大3,000人の会衆が収まります。礼拝は、6~9人のフロントライン・ボーカリスト、ドラム、パーカッション、ベース、エレキギター、アコースティックギター、キーボード、そして時折はコーラスで構成されるフル・コンテンポラリー・バンドによってリードされます。ヒーリング・プレイス教会は現在、世界中に合計12のロケーションを擁し、24,000人が毎週の礼拝に参加しています。
バトン・ルージュのヒーリング・プレイス教会の主任牧師を務めるマイク・ハマンとレイチェル・ハマンは、すべての地域および国際キャンパスを監督しています。16年以上の任期にわたって、ヒーリング・プレイス教会のビジョンが世界中に拡大するのを見てきたマイクとレイチェルの両牧師は、神のために情熱的な生活を送る力を、地元の教会に集う人々に届けたいという願望を抱いています。 「ヒーリング・プレイス教会では、世界に行き届くほど大きくなると同時に、我が家のように感じられるほど小さくありたいと考えています」とマイク牧師は語ります。「私たちは、世界を変えることは、一人の人に奉仕することから始まると信じています。私たちの目的は、礼拝、アウトリーチプログラム、小グループ、牧師の職務を通じてイエスの名を高めることです。1993年に12人で始まって以来、傷ついた世界を癒す場所になるという私たちのビジョンに変わりはありません」
魅力的な環境を提供し、会衆とのつながりを強めたいというビジョンのもと、ヒーリング・プレイス教会はd&b audiotechnikのSoundscapeシステムにアップグレードすることを決定しました。d&b Soundscape 360システムとVi-Seriesラウドスピーカーを推奨、設置したのは、Solotech Companyの一員であるPro Sound and Video社のオーランドとペンサコーラのオフィスです。「Soundscapeによって、会衆を前から後ろまで惹きつけるイマーシブなサウンドを実現できました」と、Pro Soundのビジネス開発担当者、デイヴィッド・ルシュナー氏は言います。「従来のステレオラインアレイは視線に入ってきていたので、Soundscapeは視線という観点からも役に立ちました。教会のリーダーたちは、デモを聴いて、サウンドがどれほど魅力的であるか、そのサウンドのおかげでリアルな一体感とつながりを感じられることを耳にしてから、その方向に進むことに決めました。言うまでもないことですが、R1リモート・ソフトウェアを用いてd&bのEn-SceneとEn-Spaceモジュールを使用することは、ボランティアの人たちにとっても非常に簡単で、エンジニアは数時間ではなく数分のうちに360°ミックスを展開することができました」
ルシュナー氏は次のように述べています。「これは以前のようなリスニング体験へのアップグレードであっただけでなく、教会はこれで、現代的な礼拝や特別なクリスマス、演劇的な要素のある礼拝のために没入感のあるサラウンドとポイントソース体験を生み出せるようになりました。Vi-Seriesを選んだ理由は、空間に最もフィットし、サウンドがとても滑らかだったからです。このシステムは、私たちが必要とするパワーと明瞭さを備えていて、幅広いカバレッジもあります。クライアントはシステムのデモを体験して、気に入ってくれました」
「新しいシステムを追求する原動力となったのは、アリーナのすべての席に卓越した体験を届けたいという願いでした」とヒーリング・プレイス教会のテクニカルディレクターであるジョン・ティルマン氏は語ります。
Soundscapeの処理は、ミックスエンジニアの負担を軽減すると同時に、忠実性を向上し、ヘッドルームを広げます。d&b audiotechnik Americaの上級システムスペシャリストであるニック・マルギエリは「スピーカーシステムは、それぞれのパフォーマーにあわせて個別に、自動的に最適化されます」と述べます。「これで、すべてのスピーカーが異なる信号のミックスを自動的に処理できるようになり、忠実性とヘッドルームの問題が軽減されます。このシステムではミックス処理がそれほど多く求められないので、多くの場合、エンジニアが必要とするチャンネル処理とプラグインが少なくなります。そしてサラウンドを追加すると、機能がさらに向上します」
En-Spaceは必要に応じてコンソールチャンネルで使用されますが、天井から吊り下げられた8つのDPAマイクを介してフィードすることも可能なので、エンジニアは、会衆が体験するサウンドを選択的に変更することができます。「会衆の積極性が著しく高まったことが、最初の週末に認識できました」とマルギエリは言います。「Soundscapeによって音響がさらに魅力的なものとなったので、会衆はより気持ちよく歌ったり歓声を上げたりできるようになりました。これを理解するには経験しなくてはいけません。また、試運転も手早く簡単に行えます。吊り下げマイクの追加では、プログラムに約30分かかりました」。マルギエリはまた、バックグラウンド・ボーカルをサラウンドスピーカー全体にルーティングする機能は、人々が溶け込み、快適に感じ、音楽に没頭する助けになる、と付け加えます。
Soundscape 360°システムに加えて、ラウドスピーカー構成には以下のメインが含まれます:Vi-Series x 8のアレイ (5)、フライングSUB:SL-SUB x 4、フロントフィル:44S x 13、グランドサブ:21S-SUB x 10、エクステンション:24S-D x 6、サラウンド:10S-D x 15、オーバーヘッド:8S x 8、40D x 22、D80 アンプ x 2、DS10 x 4、DS100オーディオネットワークブリッジ x 1、Soundscapeコントロール用のタッチスクリーン。
Pro Sound & Video社は以下も設置しました:パフォーマー用のKLANGを備えたDiGiCo Quantum 338 x 3、MBE KLANGのコントロール用のタッチスクリーンとKLANGの IPADコントロール用のWiFiネットワーク、SD Rack x 2、SD Mini Rack x 1、WAVES、Soundscapeプロセッサに送信するためのDMI Dante、FOHのマルチトラック用のMGB-Pと関連WAVESソフトウェア、モニター、ブロードキャストオーディオ。
Pro Sound社の詳細についてはhttps://www.prosound.net/をご覧になるか、407 816 9400 までお電話ください。
ヒーリング・プレイス教会の詳細についてはwww.healingplacechurch.org/highlandをご覧ください。