アーレンのジャズフェスティバルでアーティストと観客の体験を再び活気づけるd&b Soundscape。
スウェーデンのジャズピアニスト兼作曲家のJacob Karlzonは、Dolby Atmosを用いて最新アルバム「Wanderlust」を制作したとき、このイマーシブなサウンド体験をライブパフォーマンスにもたらせないものかと考えました。Karlzonは幸いなことに、d&bのV SeriesおよびT Seriesと並んでd&b Soundscapeを紹介され、アーレン・ジャズフェスティバルの観客に次世代の音響性能を垣間見せることとなりました。
Karlzonの音楽スタイルは、彼が「テクノルガニック」と呼ぶアプローチで、深みと音楽的アイデアのバランスを取りながら、明るいものからエネルギッシュなもの、華奢なものから力強いもの、オーガニックなものからエレクトロニックなものまで、活気に満ちた脈動するサウンドスケープを実現します。
Karlzonは、11月に開催され、ドイツの5大ジャズフェスティバルに数えられるAalener Jazzfestで演奏した数多くのアーティストの1人です。 d&b Soundscapeはそこで、リスナーとアーティストの間の深くて濃密なつながりを生むイマーシブなオーディオ体験をフェスティバルの観客にもたらしました。 En-Sceneではオブジェクトベース・ミキシングが可能で、これによって定位、イメージング、フィールド深度が改善されました。一方、En-Spaceでは残響特性を形成・調整するインライン型のルームエミュレーションが可能で、アンサンブルはゴージャスな、抱擁するような音響環境で演奏を行いました。
Soundscapeの恩恵を受けたのはKarlzonだけではありません。聴衆もイマーシブな音響体験を共有しました。Soundscapeは新しい体験への扉を開きます。そこでは、非常に複雑な音楽的ディテールを受け入れる聴衆側の能力が飛躍的に強化されます。Karlzonのアーティストとしての目標は常に、アーティストと聴衆の間の障壁を取り除くことでしたが、Soundscapeはまさにそれが可能にします。
「アーティストは、観客からのエネルギーに完全に依存しています。そこでSoundscapeを利用すると、観客は、2つのラウドスピーカーからだけではなく、ちょうど存在している場所からパフォーマンスを体験できるため、自らをパフォーマンス全体の一部であるかのように感じることができます」
Soundscapeのポジショニングにより、観客はアーティストを感じることだけに集中できます。観客は、自分がいる位置に関係なく、同じ体験をすることができます - ある場所から演奏が聞こえ、ステージの別の場所で演奏者が見えるというちぐはぐさを感じることなく。
Karlzonは、Soundscapeによって演奏に対する考え方が変わっただけでなく、作曲の方法も変わったと認めます。
「今、私はさまざまな種類の風景、動き、そしてさまざまな音の配置を創造することについて考えるチャンスを手にしました。これはとても刺激的なことです」
Karlzonは、d&bとの仕事はいつも情熱に基づいていると語ります。
「d&bはテクノロジーと芸術性を組み合わせることに重点を置いていて、私はそれをとても気に入っています」
Soundscapeなしでショーを行えるかどうか尋ねられたKarlzonは「これはかなり病みつきになりますね」と答えました。