Post MaloneやSZAも登場。d&b SL-Seriesが支えるNY最大級フェス「Governor’s Ball」開催。
2024年6月7~9日にフラッシングメドウズコロナパークでニューヨーク最大のパーティーを自称するガバナーズボールミュージックフェスティバルが開催されました。この3日間のフェスティバルには、Post Malone、The Killers、SZA、Carly Rae Jepsen、Sabrina Carpenterなど、世界で最も人気のあるアーティストが60組以上出演しました。Gateway Studios & Production ServicesとDCR Nashvilleの支援を受けたガバナーズボールフェスティバルの主催者は、以前の経験に基づいてd&b audiotechnik SL-Seriesを指定し、その理由としてSL-Seriesの設置のしやすさ、ブロードバンド指向性コントロール機能、低いステージボリュームを挙げました。このサウンド面でのアップグレードは、ファン、アーティスト、エンジニア、経営陣からの称賛を浴びました。さらにフェスティバルの創設者までも「今年のガバナーズボールのサウンドはこれまでで最高でした」と称えています。
ガバナーズボールでは、2016年にd&b audiotechnikラウドスピーカーを使い始め、今年のメインステージとステージ3では、GSLラウドスピーカーとKSLラウドスピーカーをSL-SUBと組み合わせて使用しました。フェスティバルのオーディオデザイナーであるMonty Curry氏は、この決断を下した理由としてSL-Seriesの特別な能力、つまり、ステージと周辺の住宅地の間の干渉を最小限に抑える厳格な制御の下、ステージ上の出演者の耳に入る音を抑制しながら、フェスティバルの広大な会場全体にパワフルでクリアなサウンドを届けられる点を挙げています。
Gateway Studios & Production Servicesの社長であるAndy Gerber氏は次のように述べています。「ステージ間や、住宅地への音の流出を防止することは通常は困難です。しかし、d&b ArrayProcessing とd&bサブウーファーエンクロージャーのカーディオイド拡散パターンにより、音声のコントロールと『かじ取り』が可能になり、音の流出の防止が困難ではなくなりました。」
プロダクションチームにとっては、SL-Seriesの設置のしやすさもイベント成功の要因の1つでした。
DCRの社長のPaul Owen氏にとって、ガバナーズボールは彼がd&b audiotechnikシステムを初めて設置した会場となりました。d&b audiotechnikをポートフォリオに追加した理由を尋ねられたとき、彼は興奮気味に次のように答えました。「何よりも製品の品質です。私たちがd&b audiotechnikに投資したわけは、既存のラウドスピーカーの中で最高のものを求めていたからです。それがSL-Seriesでした。私たちがガバナーズボールにオーディオを提供したのは今年で3年目になりますが、d&b audiotechnikを使用したのは今年が初めてで、それはこれまでで最高の成功をもたらしてくれました。」彼はまた、Gerber氏の「私は25年間にわたってPAを設置してきましたが、SL-Seriesほどスムーズに設置できたPAはこれまでありませんでした」という意見にも同意しています。
ガバナーズボール2024でのパフォーマンスは素晴らしいと言うほかなく、ファン、アーティスト、そしてそのチームがサウンドの品質を重要なコンポーネントとして称賛しています。
システム構成について
メインステージ
ガバナーズボールのメインステージについては、Gateway Studios & Production Servicesがメインの左右のアレイに28台のGSL8と8台のGSL12を設置しました。サイドPAには24台のGSL8が使用され、グラウンドには30台のSL-SUBが設置されました。フロントフィルには、8台のV10と2台のY10P。VIPエリアには、4台のY10P。サイドフィルには、8台のKSL8と4台のKSLサブウーファーが設置されました。ディレイとして16台のKSL8。ステージ上のモニタリングには、16台のM2モニターと4台のB6-SUBが採用されました。
ステージ3
ガバナーズボールのステージ3については、DCRが左右のメインに28台のGSL8と4台のGSL12を設置。12台のKSL8がグラウンドに積み重ねられたサイドPAとして使用され、28台のSL-SUBがグラウンドに設置されました。さらに、12台のY10Pポイントソースがフィルとして使用され、16台のM4フロアモニターがステージ上に設置されました。