コクヨの新設コミュニケーションホールTHE CAMPUS HALL “CORE”に、d&bシステムを導入
コクヨがJR品川駅にほど近い東京品川オフィス「THE CAMPUS」内の旧コクヨホールを全面改装し、2023年4月に誕生したオープンコミュニケーションホール THE CAMPUS HALL ”CORE”。 このコクヨの新たな情報発信の起点となる施設にd&bの音響システムが導入されています。
「没入感をもたらす映像表現実現のため大型LEDビジョンの導入を決めたのですが、そのビジュアルに相応しいサウンドシステムの導入も重要なポイントでした。今回AVシステムの導入に協力いただいたパートナー企業の方にもその点は強く要望しました。」そう語るのは、同社内で”CORE”プロジェクトのプランニングを主導した経営企画本部クリエイティブ室の安永氏。
安永氏が説明した“CORE”の具体的な構想に基づいてそのパートナー企業が最終的に推薦を決めたのが、様々なホールで高い評価を得ているプロ用音響システムのトップブランド、d&bでした。
安永氏を含む同プロジェクトのコアメンバーは、選定プロセスの最終段階でd&b Japanの横浜オフィスにあるデモルームを訪問。ここで実際のサウンドクォリティーを体験し納得したことも最終的な採用の決め手の一つとなりました。
高い没入感をもたらす大型LEDビジョンと組み合わせる常設スピーカーとして固定設備用ポイントソーススピーカーYi10P、3台がスクリーンの上部に、低音域を補強するサブウーファーYi-SUB、2台がスクリーンの下部に埋め込む形での設置が決まりました。その一方で、イベントごとのレイアウトの違いにも柔軟に対応できる可搬式のシステムとして2台のステージモニターM6が採用されました。
「このホールのすり鉢状の形状は、センターを固定しない柔軟なレイアウトを可能にするためのものです。その特徴を生かすためのスピーカーとしてパートナー企業様に提案頂いたのが、返しのモニターとしてステージ上に設置できるほか、スタンド立ての補助スピーカーとして任意の場所に使えるステージモニターM6でした。」と安永氏がその導入の経緯を説明します。
安永氏は、 4月のオープン直後に、このホールを使用して行われた社員向けのお披露目イベントについて「このイベントのために特別に制作したショートムービーを式の冒頭に流したのですが、新入社員の皆さんを没入感あふれる映像と共に迫力あるサウンドでまず圧倒しようという意図は、このAVシステムのお陰で完ぺきに実現できましたね。」とそのエピソードについて語ってくれました。
また、導入したd&bシステムについては様々な切り口で次のように評価しました。
「就業時間後に同僚とここに集まって好きな音楽を大音量でじっくり試聴することもありますが、そういう時にもd&bシステムの音の良さを実感できます。」
「d&bの音には品がありますね。装飾的ではないんだけれど粒立ちが良い音とでも言いましょうか。その個性がこのホールに実にマッチしています。」
「 4月の社内お披露目イベントでは私はDJも担当したのですが、どこのライブハウスでDJをした時よりもモニターしやすかったです。」
また安永氏は最後に、COREの誕生の意義について「空間づくりをとおして豊かな体験を提供する弊社のような企業がこのような実験の場を持つことが出来たメリットは大きいと感じています。」とその喜びを語りました。