Stuttgartのカトリック礼拝堂の驚くべき音響

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シュツットガルトの新しいカトリック礼拝堂は従来の需要、そして教会に求められる繊細なニーズとの融合による専用設計の現代的な建築となっている礼拝堂です。このような場所では余り広範囲に渡るd&b audiotechnikの設備が納入されていないのではないかと思われる方が多いかもしれませんが、この教会は2000年もの歴史を持つ建造物と最新の技術導入の緊張感を苦労の末うまく取り入れることができました。同様な建造物で唯一みられる同例としてはロンシャンの礼拝堂のように礼拝堂の伝統を重んじる人々のニーズと現代的名建築との包括的な融合があります。 「何人かの伝統を重んじる人たちにはこのような現代の技術を取り入れたオープンハウスというコンセプトは理解し難いことです。」と語るのは建築を取りまとめるAnton Ummenhofer氏。「2000年もの歴史を持つ3階層形状の教会空間では、音響が極めて重大な考慮を必要とします。我々は多様に異なり、かつ離れたスペースまで供給する必要があるだけではなく、司教Herr Bock氏の祭壇のエリアは特に最新で最良な技術を導入し、伝統的な説法をクリアに伝えるということが必須でありました。」 簡単に説明すると、ロビーと地下の会議室との間には、いくつかの公共の場所があります。本屋、カフェ、そして大型のインフォメーションセンターとその中心には3メートルの円形状の市民図書館があります。さらに内側にもあるロビーの後方にはマーケットプレイスがあり、その上には1階が見渡せるギャラリーバルコニーフロアがあります。石が埋められた壁、メタルやガラスを用いた現代的手法、Ummenhofer氏はこれらの壁や天井の一部に吸音処理を施しました。「石壁は意図的に粗い仕上げになっています。そのため表面の凹凸が約5センチありますので大きな反射を抑制し拡散してくれます。」驚くべきことにこの公共エリアでの残響時間はたった0.8秒、地下の会議室では0.4秒しかありません。 全てのエリアにd&b audiotechnikのPAシステムが導入され、インフォメーションセンターで制御できるようにネットワーク化されています。「要望は多岐に及んでいました。」と語るのはd&bの教育・アプリケーションサポート部門のRalf Zuleeg。彼はシュツットガルトにあるd&bの設備施工パートナーであるLaauser & Vohl社と協力してシステムデザインのサポートを行いました。「本屋とカフェだけBGMが必要だったので4台のE8らウドスピーカーだけでカバーすることができ非常に簡単でかつ心地良い音を聴かせてくれます。インフォメーションセンター、マーケットプレイス、中のロビーとギャラリーは多目的なエリアになります。例えば中のロビーではヨガ教室が開催されたり、マーケットプレイスではプレゼンテーションや展示などが行われます。ここもまた軽量でパワフルそして必要なエリアだけに高いスピーチ明瞭度を提供する E-Seriesラウドスピーカーを選択しました。インフォメーションセンターに設置されたヤマハのDME24によって比較的大型の分散システムネットワークが誰でも簡単にプリセット制御できるようになっています。マーケットプレイスにはE12、その上のギャラリーにはE8、中のロビーにはE12そしてE12-SUBとなぜこれだけの数がいるのでしょうか?それはこれらの場所でダンスイベントが開催されることもあるからです。」 下にある会議室もまた多目的用途のスペースとなっています。この場所はユースのパーティーに使用されるため、本格的なディスコやバンド演奏のイベントを想定しています。「このサイズの空間にしては大型のパッケージとなっています。」とZuleeg氏も同意します。「L/C/RシステムのセンターがQ7、そして両サイドが小型のラインアレイQ1とQ7にフライングのQ-SUBを加えたシステムです。」初期の段階からここの司教Herr Bock氏は全てのエリアに高音量を出せる堅牢なシステム、スピーチの伝達においては妥協なくクリアに行えるシステムの導入を望まれていました。「今日では人々の期待は非常にクオリティの高い物です。」とUmmmenhofer氏が締めくくります。「彼らは高いクオリティの映像をTVでみています。そして完璧な音を聴きたいのです。この場所はどのどちらも満たせる場所と言えるでしょう。」

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