海の上で、ライブクオリティを実現。プライベートクルーザーにd&bシステムを導入

日本初となる、プライベートクルーザーへのd&bシステム導入。船上へのサウンドシステムの設置には、潮風や湿気など、陸上とは異なる過酷な環境への対応が求められます。そのような条件下で、高音質と高い信頼性を両立するシステムとして採用されたのが、d&b audiotechnikです。今回は、プライベートクルーザーの販売・カスタマイズを手がける株式会社シーブリーズボートサービスの鈴木様、音響システムの設計・施工を担当された株式会社ATSの柳澤様、そして実際にクルーズ船上でDJプレイを行うDJ ShoSho様に、導入の経緯や実際の使用感についてお話を伺いました。

今回、プライベートクルーザーへの音響システム導入に至った経緯を教えてください。
(鈴木)担当しているお客様から、「自分のクルーザーを日本一のパーティー船にしたい。その船でDJができるような本格的な設備を導入したい」とご相談をいただいたことが、今回のプロジェクトが始まりでした。お客様のご要望を実現するには、音響設備に精通した専門家の協力が不可欠だと考え、ATS様にご相談をいたしました。

数あるブランドの中で、d&b audiotechnikを採用した決め手はなんでしょうか。
(鈴木)今回一番の決め手になったのは、塩害対策が施されていることです。海上という過酷な環境では、「防水性」「塩害対策」「耐久性」の3つが非常に重要なポイントになります。
防水性能を備えたスピーカーは他社製品にもありますが、この3つの条件を高いレベルで満たし、さらに音質やデザイン性まで兼ね備えた製品となると、国内ではなかなか見当たりませんでした。その点、d&bのスピーカーは、優れた音質に加えて塩害にも強く、クルーザーでの使用に最適だと感じました。クルーザーという特別な空間での時間を演出するためには、欠かせない存在だと思っています。

SWR仕様のスピーカーが、今回の要件に適していたのですね。
(柳澤)洋上という塩害や紫外線、高湿度にさらされる過酷な環境では、機材の耐久性を確保することが最優先になります。一方で、一般的な耐候性スピーカーは耐久性を重視するあまり、音楽の表現力や音質が犠牲になってしまうことも少なくありません。
私たちが求めたのは、単に「壊れないスピーカー」ではなく、過酷な環境であっても、まるで大会場の音楽ライブを聴いているかのような感動的な音で、妥協のない音楽体験を約束してくれるシステムでした。
d&bは世界中のコンサートやアリーナで採用されており、その技術を継承したSWR仕様は、高い耐候性を備えながら、原音に忠実でクリアなサウンドを海の上で一切妥協することなく再現してくれます。
耐久性と音質。この両立が今回のプロジェクトでは最も重要なポイントでしたが、d&bは、その要件を高いレベルで満たしていました。だからこそ、プロの設計者として自信を持ってオーナー様へご提案することができました。

プライベートクルーズという特殊な環境での音響設計において、特に難しかった点や課題はどのようなものでしたか?
(柳澤)高級クルーザーの持つ洗練された意匠デザインを損なうことなく、高品位な音響体験を実現することが、今回のプロジェクトにおける最大の課題でした。
私たちが目指したのは、デザインを損なう「異物としてのスピーカー」ではなく、空間の一部として自然に溶け込み、心地よさを生み出す音響デザインです。リビングやデッキでの上質なBGMから、ジャグジーエリアでの本格的なDJパーティーまで、さまざまなエンターテインメントに対応できるシステムを設計しました。また、それぞれのゾーンをiPadで直感的に切り替えられるようにし、誰でも簡単に操作できる環境も実現しています。

技術面で最もハードルが高かったのは、洋上特有の「風」と「エンジン音」がある環境での音響調整です。壁のないオープンな空間では、音が拡散しやすく、風の影響も大きく受けます。これに対し、d&bシステムの誇る高精度な指向性制御をフルに活かし、騒音に埋もれない明瞭なサウンドを実現しました。さらに、大音量でも歪みを感じさせないクリアな音質と、豊かな音場を引き出せるようチューニングを施しています。

こうした特殊で過酷な環境だからこそ、緻密なプランニングと音響調整の技術が重要になります。クルーザーの空間にふさわしい、質の高いサウンドシステムを実現できたと感じています。

海上という特殊な環境でのパフォーマンスについて教えてください。
(DJ Sho Sho)船上は、本当にハードな環境だと思います。風があって壁もないですし、雨も降れば直射日光も当たる。陸上とはまったく違う条件なので、音をしっかり届けるのは簡単ではないですね。

 d&bのスピーカーを使ってパフォーマンスをしてみて、特に印象に残っている点を教えてください。
(DJ Sho Sho)一番印象的だったのは、防水仕様でありながら、そのサイズからは想像できないほどクリアでパワフルなサウンドです。音質や音圧はもちろん、音域の広さも素晴らしく、DJとしてスピーカーに求める要素をすべて満たしてくれる印象があります。特に驚いたのは、ナイトクラブでは埋もれてしまいがちな細かな音までしっかり再現してくれることです。楽曲の細部まで表現してくれるので、プレイしていて本当に気持ちがいいですね。また、音量にも十分な余裕があり、「まだまだ上げられるのでは」と感じるほどのポテンシャルがあります。海上という厳しい環境でも安心してプレイできる、とても心強いシステムだと感じました。

音の聴こえ方はいかがでしたか?
(DJ Sho Sho)やっぱり低域の迫力ですね。でも、ただ低音が強いだけじゃないんです。音がすごくクリアなので、濁ることなく一音一音がしっかり伝わってきます。音を「聴く」というより、体全体で音楽を感じられる感覚ですね。高域から低域までバランスよく鳴っていて、屋外でも十分な音圧を感じられます。それでいて、小さな音や細かなニュアンスまできちんと表現してくれるのがすごいですね。どれだけ音量を上げても余裕がある印象で、これまで一度も音割れを感じたことがありません。安心してプレイに集中できる、本当に心強いシステムです。海上のような環境でも音楽を臨場感たっぷりに楽しめるので、リスナーの皆さんはもちろん、プレイしている自分自身も自然とテンションが上がります。

d&bのシステムがあることで、お客様にどのような体験を提供できたと感じていますか?
(鈴木)船上がライブ会場のようになる。それだけでも十分に特別な体験になったと思います。また、世界的なアーティストがコンサートで使用しているスピーカーをクルーザーにも導入することで、クルーザーならではのラグジュアリーな体験を、さらにワンランク上のものにできたと感じています。

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