シンガポールのモザイクフェスティバルの暑く多様な音楽スタイル。

1/4
2/4
3/4
4/4

スタートしてからまだ4年しか経っていないシンガポールのモザイクフェスティバルは、ジャズ、ラテンとレゲエ音楽を主体として、時には難解なパフォーマンスを散りばめて年々増加の一途を辿り、現在では様々な音楽スタイルを取り入れ、まさに非常に熱いイベントになっています。今年はシンガポールが誇るEsplanadeに場所を変え様々な面で生まれ変わり10日間に渡って、タイ、インドのパンクバンドやオーストラリアのロックバンド、そしてハリーコニック JrからGeorge Clinton and Parliament Funkadelicまで幅広いジャンルのゲストを迎えたステージが繰り広げられました。モザイクフェスはジャズの重要性を忘れたわけではなく、そのパレットの色を増やしただけのような感じで、多くの目の肥えた音楽ファンの要望を無視すること無く対応しているだけなのです。世界中で行われている様々なフェスティバルの中でも最も内容の充実したフェスティバルの一つであると言っても過言では無いでしょう。 Esplanadeのステージはこのようなイベントに非常に適していると言えます。劇場とコンサートホールは、国際的に有名なアーティストと観客のために使用し、開催期間中はモザイクスタジオと呼ばれるリサイタルスタジオとスポンサー名を冠したハイネケンミュージッククラブと呼ばれるシアタースタジオはレゲエ、ジャズ、ブルースといったようなワールドミュージックに理想的です。「我々の殆ど全てのリソースが必要とされるのです。」と極めて控え目に話すのはEsplanadeの音響部門のテクニカルマネージャーである Robin Shuttleworth氏。「既に説明されている4カ所に加えてコンコース内のリビングルームと施設の北側にある川に面した野外ステージNokia Powerhouseの2ヶ所の合計6カ所にSRシステムが必要となります。」 「数ヶ所は常設の音響システムを使用することができました。コンサートホールとリサイタルスタジオには、それぞれC7/C4とQ7/C7の d&b audiotechnikの機器があります。シアタースタジオには我々も時々使用する移動型のC7とQサブウーファーを仮設設置しました。これらのPAシステムは非常に良いもので観客もその高い音楽性能に慣れていますが、Esplanadeは単独のシステムだけではありません。劇場には常設にMeyer Soundのシステムがありますが、これらは軽音楽や読み語り等を主体とした構成なので、より強力なシステムが必要なのでV-DOSCを吊ってあります。」モニターに関してもバラエティに富んだシステムが使用されています。PowerhouseにはMartin Audio、コンサートホールとシアタースタジオにはそれぞれd&b M4,MAXとNEXO、リサイタルスタジオにはClair Brothersが使用され、コンコースにはJBLが使われていました。 「一日に5~6アーティストが登場するPowerhouseの騒音レベルは極めて高いものです。我々のホールのサウンドエンジニア、RahimがFOH、モニターをHazliがケアしました。」Powehouseは数千人を収容する広大な芝生に面していますが、住宅エリアに近接しているためステージとPAは基本的に川の方に向けなければなりません。「数年前に我々が所有している他のd&bシステムであるJ-Seriesラインアレイをこの場所に設置して使用したことがあります。野外ステージはカルチャーフェスティバルやベイビーツのような音楽イベントなどがシンガポールの祝祭日や中国の正月に増加し年間を通じて結構利用頻度が高いためそれら全てを取り扱うことが可能で、良いシステムが必要なのです。」 モザイクフェスティバルの要求は単にアーティストの数だけではなく、音楽のスタイルが多様なため非常にヘビーな物であると言えます。例えばダンス音楽には、低域に強固ともいえる強調が必要です。そのためJサブウーファーだけでも必要十分ですが、更に4台のd&b B2が用意されています。私のチームのサウンドエンジニアニ名はDigico D5とSoundcraft Vi6をそれぞれハウスとモニターに使用しました。これらは彼ら自身がチョイスしましたが、言うまでもありませんがこのような複数のバンドが出るイベントでのデジタルコンソールの効果は非常に運用が楽になるので大変意味があります。実際Vi6は正式発売に先駆けて導入したので、当初はソフトウェアの問題などが当然ありましたがその心臓部はVistaであるため、それに起因していることを認識していましたし、コンソール自身は非常に良いものであるとの裏付けもありました。モザイクフェスの多くの要求にこれらのコンソールは非常に良く対応することができました。 フェスティバルは3月7日から16日まで行われ多くの観客を集め成功裏に終了しました。来年の日程も既に決定しており、2009年3月12日から22日まで開催されます。売り切れが予想されるため、興味のある方は今すぐ予約を入れることをお勧めします。

類似の導入事例

ツアー&コンサート

V-Seriesに続きKSLシステムがグラストンベリー・フェスティバルを席巻

ステージサイズも技術的要求も年々スケールアップするイギリスのグラストンベリーフェスティバル。PA会社のスカン社は今回そんなフェスティバルのために、テーム・インパラ、ケミカル・ブラザーズ、クリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズを迎える"アザー・ステージ"にd&bのKSLシステムを選択しました。
続きを読む
ツアー&コンサート

フェイエノールト・スタディオンをマルコ・ボルサトのパワーで満たすd&b SL-Series。

5月、オランダのスーパースター、マルコ・ボルサトがオランダ、ロッテルダムにあるフェイエノールト・スタディオンにて、そこに集った総計24万人の観衆を前に5日間そのパフォーマンスを披露しました。ダイナミックな楽曲と躍動感たっぷりのパフォーマンス。屋根のない大きなスタジアム。こんな条件をクリアするためには全帯域をしっかりとカバーできる、そして会場の隅々までしっかりと伝わるサウンドシステムが求められました。そこで選ばれたのがd&b SL-Seriesです。
続きを読む
ツアー&コンサート

ストックホルム・グローブ・アリーナでの公演を皮切りにツアーをスタートしたファースト・エイド・キット - その大舞台でデビューを果たしたKSL。

2019年1月、スウェーデンのフォークデュオ、ファースト・エイド・キットがストックホルム・グローブ・アリーナで何千人ものファンを魅了しました。これは彼らの音楽キャリアにおいても一番大きいコンサートの一つとなり、また第4作目のアルバム『Ruins』をプロモートするワールドツアーの中でも最も重要なイベントとなりました。
続きを読む
ツアー&コンサート

香港を熱狂させたSoundscape。

前回のタイでの開催を経て、3年目を迎えるALTN8(発音はオルタネイト)はホームグラウンド、香港に戻り、地元のファンたちにエレクトロ、ハウス、テクノ、その他のジャンルのEDB(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)を楽しんでもらうことになりました。スーパーフルー、タク・ヒラヤマ、ロマン・フリューゲル、エクストラウェルトといったヨーロッパ、アジアの10数名のDJを招いてのこの大パーティには1000名ものファンが訪れました。
続きを読む
類似の導入事例
全ての用途

d&bの採用事例

使用用途がモバイルか固定設備用、屋内か野外か、大規模か小規模か等に関わらずd&bは全ての要求を完全に満たします。そして、専用のシミュレーションソフトウェアでシステム設置計画を最適化できます。
全ての事例を見る